ステーキのおいしい部位はどこ?定番から希少部位まで人気ランキングと特徴を解説

牛肉の部位とランキング

特別な日のごちそうや、自分へのご褒美に食べたいステーキ。いざお肉を選ぼうとしても、「サーロイン」「リブロース」「ヒレ」など、いろいろな部位があってどれが自分好みなのか迷ってしまった経験はありませんか?牛肉は部位によって味わいや食感が全く異なります。 せっかくステーキを食べるなら、それぞれの部位の特徴を知って、最高においしい一枚を見つけたいですよね。

この記事では、ステーキに使われる牛肉の部位について、定番から希少部位までそれぞれの特徴を分かりやすく解説します。脂が好きなのか、赤身が好きなのか、あなたの好みにぴったりの部位がきっと見つかります。さらに、お肉の魅力を最大限に引き出す、おいしいステーキの焼き方のコツもご紹介します。この記事を読めば、次からのステーキ選びがもっと楽しく、そしてもっとおいしくなるはずです。

ステーキのおいしい部位はここ!人気部位を徹底比較

ステーキ用の牛肉には様々な部位があり、それぞれに異なる風味や食感の魅力があります。 ここでは、ステーキの王道ともいえる人気の定番部位を5つ厳選し、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。ご自身の好みに合う部位を見つける参考にしてください。

サーロイン:ステーキの王様

サーロインは牛の腰の上部にあり、運動量が少ないため非常に柔らかいのが特徴です。 きめ細やかな霜降り(サシ)が入りやすく、ジューシーで脂の甘みと赤身の旨味のバランスが絶妙です。 そのおいしさから、英国の王様が「サー」の称号を与えたという逸話があるほどで、「ステーキの王様」とも呼ばれています。

この部位がおすすめな人
とろけるような食感と脂の甘みを楽しみたい方
ジューシーで濃厚な味わいを求める方
*特別な日のごちそうに、王道のステーキを堪能したい方

どのような焼き方でもおいしく食べられますが、厚切りにして肉汁を閉じ込めるように焼き上げるのが特におすすめです。 シンプルに塩コショウで味わうのはもちろん、醤油ベースのソースやガーリックとの相性も抜群です。ステーキといえばサーロインを思い浮かべる人も多く、その人気と知名度は不動のものと言えるでしょう。

リブロース:霜降りと赤身のバランスが絶妙

リブロースは、肩ロースとサーロインの間に位置するあばら部分のお肉です。 牛肉の部位の中でも特に霜降りになりやすいのが特徴で、サーロインと並ぶ高級部位として知られています。
肉質はきめ細かく柔らかで、脂の甘みと赤身の濃厚な旨味のバランスが非常に良いのが魅力です。 サーロインよりも脂の風味が豊かで、より濃厚な味わいを楽しめるという声もあります。

この部位がおすすめな人

  • 赤身の旨味と脂の甘み、両方をしっかり味わいたい方
  • サーロインよりもさらに濃厚でコクのあるステーキが好きな方
  • 厚切りでジューシーなステーキを楽しみたい方リブロースはその豊かな風味から、ステーキはもちろん、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ローストビーフなど、様々な料理に適しています。 ステーキにする際は、そのジューシーさを活かすためにミディアムレアくらいの焼き加減で仕上げると、肉本来のおいしさを存分に堪能できるでしょう。

ヒレ(フィレ):最高級の柔らかさ

ヒレは牛の背骨の内側に沿ってある細長い部位で、サーロインの内側に位置します。 牛の体の中で最も運動しない筋肉のため、脂肪が少なく、驚くほど柔らかいのが最大の特徴です。 1頭の牛からわずか3%ほどしか取れない非常に希少な部位としても知られています。

この部位がおすすめな人
とにかく柔らかいお肉が好きな方
脂身が少なく、あっさりとした上品な味わいを好む方
*ヘルシー志向で高タンパク・低脂肪なステーキを食べたい方

脂肪が少ない赤身肉なので、牛肉本来の上品な味をじっくりと楽しむことができます。 ただし、非常に繊細な肉質のため、焼きすぎてしまうと水分が飛んでパサつきやすく、硬くなってしまうので注意が必要です。 ヒレ肉の魅力を最大限に引き出すなら、焼き加減はレアかミディアムレアが断然おすすめです。

ランプ:赤身の旨味が凝縮

ランプは、サーロインに続く腰からお尻にかけての部位です。 もも肉の一部に分類されますが、その中でも特に柔らかいのが特徴です。
脂肪分が少なく、さっぱりとしている一方で、赤身肉本来の濃厚な旨味と風味をしっかりと感じることができます。 肉のきめが細かく、しっとりとした食感も魅力の一つです。

この部位がおすすめな人

  • 脂っこいのは苦手だけど、お肉の味はしっかり楽しみたい方
  • ヘルシーで濃厚な赤身ステーキを求めている方
  • ステーキだけでなく、ローストビーフなど他の肉料理にも活用したい方最近の健康志向の高まりから、このランプのような赤身肉の人気が非常に高まっています。 脂が少ないため、あっさりとしていて食べやすく、それでいて牛肉本来の味を堪能できるのが人気の理由です。 焼きすぎると硬くなりがちなので、ミディアムレアくらいで仕上げ、赤身のジューシーさを味わうのがおすすめです。

肩ロース:濃厚な味わいとコスパの良さ

肩ロースは、肩から背中にかけてのロース肉です。 牛がよく動かす部位であるため、肉質はやや硬めですが、その分、脂肪と赤身が適度に混ざり合っており、牛肉らしい濃厚な風味とコクを味わえるのが特徴です。
特に、肩ロースの中心部分にある「ザブトン」と呼ばれる部位は、美しい霜降りが特徴で非常に柔らかく、特上カルビとして焼肉店で提供されることもあります。

この部位がおすすめな人

  • しっかりとした歯ごたえと、噛むほどに広がる肉の旨味を楽しみたい方
  • 濃厚でコクのある味わいが好きな方
  • 比較的手頃な価格で、満足感のあるステーキを食べたい方他の高級部位に比べて価格がリーズナブルな点も大きな魅力です。ステーキはもちろん、薄切りにしてすき焼きやしゃぶしゃぶ、煮込み料理など、幅広い用途で活躍します。 ステーキにする際は、筋を切るなどの下処理を丁寧に行うと、より柔らかくおいしくいただけます。

好みで選ぶ!あなたにぴったりのステーキ部位

ステーキの「おいしい」は人それぞれ。とろけるような霜降りが好きな方もいれば、しっかりとした赤身の旨味を堪能したい方もいるでしょう。ここでは、あなたの好みに合わせて選べるおすすめのステーキ部位をご紹介します。

とろけるような霜降りが好きなら「サーロイン」「リブロース」

口に入れた瞬間に広がる脂の甘みと、とろけるような柔らかい食感を求めるなら、霜降りが特徴の部位がおすすめです。

サーロイン: 「ステーキの王様」と称されるサーロインは、きめ細かなサシと赤身のバランスが絶妙です。 ジューシーで濃厚な旨味は、まさにごちそうの味わいです。
リブロース: サーロイン以上に霜降りになりやすい部位で、濃厚な脂の甘みとコクが楽しめます。 肉質もきめ細かく、柔らかいのが特徴です。

これらの部位は、サシ(脂肪)の融点が低いため、口の中の温度で脂が溶け出し、独特の「とろける食感」を生み出します。特別な記念日や、贅沢な気分を味わいたい時にぴったりの選択です。

あっさりした赤身の旨味を堪能したいなら「ヒレ」「ランプ」

「脂っこいのは少し苦手…」「お肉本来の味をじっくり味わいたい」という方には、脂肪が少なく、旨味が凝縮された赤身肉がおすすめです。近年、ヘルシー志向の高まりとともに赤身肉の人気はますます高まっています。

  • ヒレ(フィレ): 脂肪がほとんどなく、牛肉の部位の中で最も柔らかいとされています。 きめが細かく、上品であっさりとした味わいが特徴で、脂が苦手な方でもぺろりと食べられます。
  • ランプ: もも肉の中でも特に柔らかく、濃厚な赤身の旨味が特徴です。 脂っぽさがなく、さっぱりと食べられるのに、牛肉本来の味をしっかりと楽しむことができます。
  • シンシン: モモの中心部に位置するシンシンも赤身ステーキにおすすめです。きめが細かく非常に柔らかい部位です。

これらの赤身部位は、低脂肪・高タンパクでヘルシーなのも嬉しいポイントです。 噛みしめるほどに口の中に広がる、お肉そのものの深い味わいを堪能してください。

しっかりとした肉の食感を楽しみたいなら「肩ロース」「イチボ」

「柔らかいだけじゃ物足りない!」「肉を食べてる!という満足感が欲しい」という方には、適度な歯ごたえがあり、噛むほどに旨味があふれ出す部位がおすすめです。

  • 肩ロース: やや筋がありますが、その分、牛肉らしい濃厚な風味とコクが強いのが特徴です。 しっかりとした食感があり、噛むほどに肉の旨味を感じられます。
  • イチボ: お尻の先の部位で、ランプと比較すると脂身が多く、濃厚な味わいが特徴です。 赤身の旨味と脂の甘さを両方楽しめ、しっかりとした肉感があります。お肉本来の味をダイレクトに楽しむために、塩や醤油でシンプルに味わうのがおすすめです。
  • ハラミ:厳密には内臓肉(横隔膜)に分類されますが、見た目も食感も赤身肉に近く、ステーキとしても人気です。 柔らかさの中に適度な弾力があり、濃厚な旨味が特徴です。

これらの部位は、肉々しい食感と濃厚な味わいが魅力です。BBQなどで豪快に焼いて食べるのにも向いています。しっかりとした食べ応えを求めるなら、ぜひ試してみてください。

好みのタイプ おすすめの部位 特徴
霜降り好き サーロイン、リブロース 脂の甘み、とろけるような食感、ジューシーさ
赤身好き ヒレ、ランプ、シンシン 脂肪が少なくヘルシー、肉本来の濃厚な旨味、上品な味わい
食感重視 肩ロース、イチボ、ハラミ しっかりとした歯ごたえ、噛むほどに広がる旨味とコク

ちょっと通な選び方!知る人ぞ知る希少部位

いつものステーキも良いけれど、たまには違った味わいを試してみたいと思いませんか?牛一頭からわずかしか取れない「希少部位」には、定番部位とはまた違った、特別な魅力が詰まっています。ここでは、肉好きなら一度は味わってみたい、通好みの希少部位をご紹介します。

シャトーブリアン:ヒレの中心部、究極の部位

シャトーブリアンは、ヒレ肉の中でもさらに中心に位置する、最も肉質が良い部分を指します。 牛一頭からわずか600g程度しか取れないと言われる、まさに究極の希少部位です。

ヒレ肉の特徴である驚くほどの柔らかさはもちろんのこと、きめ細やかな肉質と上品な旨味は他の追随を許しません。脂肪が少ないにもかかわらず、パサつくことなくしっとりとしており、ナイフを入れるとすっと切れてしまうほどの柔らかさです。 まさに「牛肉の女王」と呼ぶにふさわしい、最高級の味わいを体験できます。特別な日のお祝いや、大切な人へのおもてなしに選べば、忘れられない食体験になること間違いなしです。

ミスジ:独特の食感と濃厚な味わい

ミスジは、牛の肩甲骨の内側にある部位です。 あまり動かさない部分のため、ウデ肉の中では最も霜降りが多く、非常に柔らかいのが特徴です。
この部位の最大の特徴は、葉っぱのような形の肉の真ん中に一本、大きな筋が入っていることです。 この筋は加熱するとゼラチン質に変わり、独特の食感を生み出します。赤身の濃厚な旨味と、霜降りのとろけるような甘み、そして中央の筋がもたらす食感のコントラストが、ミスジならではの魅力です。焼肉店では「特上カルビ」として提供されることも多く、ステーキで味わうと、その濃厚な風味と肉汁をより一層楽しむことができます。

トモサンカク:赤身とサシの芸術品

トモサンカクは、牛の後ろ足の付け根あたりにある「シンタマ」と呼ばれる塊肉の一部です。 モモ肉に分類されますが、モモの中では珍しく美しいサシが入りやすいのが特徴です。
赤身のしっかりとした旨味と、きめ細かなサシがもたらす脂の甘みが絶妙なバランスで両立しています。 見た目は霜降りが多く脂っぽそうに見えますが、口当たりは意外にもあっさりしており、くどさを感じさせません。 モモ肉ならではの力強い味わいと、上品な脂の風味が織りなすハーモニーは、まさに芸術品。赤身と霜降りの良いとこ取りをしたい、という贅沢な願いを叶えてくれる部位です。

ザブトン:肩ロースの特上部位

ザブトンは、肩ロースの下部のあばら骨側に位置する部位で、その形が座布団に似ていることからこの名がつきました。 肩ロースの中でも最もサシが美しい部分で、「特上ロース」や「特上カルビ」として扱われることが多い人気の希少部位です。
ハネシタとも呼ばれます。きめ細かくびっしりと入った霜降りが特徴で、口に入れるととろけるような柔らかさと、上品な脂の甘みが広がります。 見た目の華やかさもさることながら、味わいも非常に濃厚で、肉の旨味を存分に堪能できます。厚切りステーキよりも、少し薄めにカットしてさっと焼き、そのとろける食感を楽しむのがおすすめです。

部位の魅力を最大限に!おいしいステーキの焼き方

お気に入りの部位を見つけたら、次はその魅力を最大限に引き出す「焼き方」が重要です。ちょっとしたコツを押さえるだけで、ご家庭でもお店のような本格的なステーキを焼くことができます。ここでは、誰でも失敗しないステーキの焼き方の基本をご紹介します。

焼く前の下準備が重要

おいしいステーキを焼くための勝負は、フライパンに乗せる前から始まっています。以下の3つのポイントを必ず押さえましょう。

  1. お肉を常温に戻す: これが最も重要なポイントです。冷蔵庫から出したての冷たいお肉をそのまま焼くと、表面だけが焼けてしまい、中心部まで均一に火が通りません。 生焼けや焼きムラの原因となるため、焼く30分〜1時間前には冷蔵庫から出し、必ず常温に戻しておきましょう。
  2. 筋切りをする: 赤身と脂身の間にある筋を、包丁の先で数カ所切っておきます。 これにより、焼いたときにお肉が反り返ってしまうのを防ぎ、均一に焼き上げることができます。また、フォークで全体を刺して筋を切る方法も有効です。
  3. 塩コショウは焼く直前に: 塩を早く振りすぎると、浸透圧の作用でお肉の旨味成分である水分(ドリップ)が外に出てしまいます。 これではパサついた仕上がりになってしまうため、塩コショウはフライパンに乗せる直前に振りましょう。

焼き加減の基本(レア・ミディアム・ウェルダン)

ステーキの焼き加減は、お肉の中心部の温度と火の通り具合によって決まります。代表的な3つの焼き加減を知り、好みに合わせて調整しましょう。

  • レア: 表面は焼かれていますが、中心部分はほとんど生に近い状態です。 肉汁が多く、非常に柔らかい食感が特徴です。霜降り肉の脂の甘みを活かしたい場合におすすめの焼き方です。
  • ミディアム: 表面はしっかりと焼かれ、中心部はきれいなピンク色をした状態です。 レアの柔らかさとウェルダンの香ばしさの良いとこ取りで、肉汁も豊富です。赤身系の肉に適した焼き加減とされています。
  • ウェルダン: 中心部までしっかりと火が通った状態です。 香ばしく、しっかりとした歯ごたえが楽しめます。ただし、和牛などのサシが多い肉は脂が溶け出しすぎてしまうことがあるため、脂肪の多い肉に向いている焼き方です。

部位別!おすすめの焼き加減

選んだ部位の特性に合わせて焼き加減を変えることで、さらにおいしさを引き出すことができます。

  • サーロイン・リブロースなど霜降り系: 脂の甘みととろける食感を活かすため、レア〜ミディアムレアがおすすめです。 焼きすぎるとせっかくの脂が溶け出しすぎてしまうので、短時間でさっと焼き上げましょう。
  • ヒレ・ランプなど赤身系: 赤身の旨味とジューシーさを楽しむなら、ミディアムレア〜ミディアムが最適です。 じっくりと火を通すことで、柔らかく仕上げることができます。焼きすぎると硬くなりやすいので注意が必要です。
  • 焼き方の流れ
    1. フライパンを強火で熱し、牛脂または油をひく。
    2. お肉を入れ、片面に強火で焼き色をつける(レア:約30秒、ミディアム:約1分)。
    3. 裏返して同様に焼き色をつける(中火で10〜20秒が目安)。
    4. 火から下ろし、アルミホイルに包んでお肉を休ませる(焼いた時間と同じくらいが目安)。 これにより、肉汁が全体に行き渡り、ジューシーに仕上がります。
この「休ませる」工程が、肉汁を閉じ込めるための非常に重要なポイントです。焼きたてをすぐに切ってしまうと、旨味の詰まった肉汁が流れ出てしまいます。逸る気持ちを抑えて、じっくり待つことがおいしさへの近道です。

まとめ:お気に入りのステーキ部位を見つけて最高の食体験を

この記事では、ステーキで人気の部位から知る人ぞ知る希少部位まで、それぞれの特徴や味わいを詳しくご紹介しました。

  • 定番の人気部位: ステーキの王様サーロイン、バランスの良いリブロース、究極の柔らかさヒレ、赤身の旨味が凝縮したランプ、コスパ抜群の肩ロースなど、それぞれに個性豊かな魅力があります。
  • 好みに合わせた選び方: とろける霜降りが好きなら「サーロイン」や「リブロース」、あっさりした赤身が好きなら「ヒレ」や「ランプ」、しっかりした食感を楽しみたいなら「肩ロース」や「イチボ」がおすすめです。
  • 通好みの希少部位: ヒレの最高級部位シャトーブリアンや、独特の食感が楽しめるミスジなど、特別な日には希少部位に挑戦してみるのも一興です。
  • おいしい焼き方のコツ: 「焼く前に常温に戻す」「塩コショウは直前に」「焼いた後に休ませる」という3つのポイントを押さえるだけで、ご家庭のステーキが格段においしくなります。

牛肉の部位ごとの違いを知ることで、これまで何気なく選んでいたステーキが、もっと奥深く、楽しいものになるはずです。 次にステーキを食べる機会には、ぜひこの記事を参考にして、その日の気分や好みにぴったりの「最高の一枚」を見つけてみてください。あなたのお気に入りの部位が、きっと素晴らしい食体験をもたらしてくれるでしょう。

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