ローストビーフやステーキ、煮込み料理など、様々な料理で活躍する牛モモブロック。ヘルシーな赤身肉で、おもてなし料理から普段の食卓まで幅広く使えるのが魅力です。しかし、いざ購入しようとすると「値段はいくらくらい?」「どこで買うのがお得なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
牛モモブロックの値段は、牛の種類(和牛・国産牛・輸入牛)や部位、購入する場所によって大きく変わります。この記事では、牛モモブロックの値段の相場から、値段が変わる理由、安くて美味しいお肉を手に入れるコツ、そして新鮮なお肉の選び方まで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも牛モモブロックをお得に、そして賢く選べるようになるでしょう。
牛モモブロックの値段の相場は?

牛モモブロックの値段は、様々な要因によって変動しますが、まずは大まかな相場を知っておくことが大切です。ここでは、「牛の種類」「購入場所」「部位」という3つの視点から、それぞれの価格相場を比較していきます。
国産牛・和牛・輸入牛の値段の違い
牛モモブロックの価格を最も大きく左右するのが、牛の種類です。スーパーや精肉店でよく見かけるのは「国産牛」「和牛」「輸入牛」の3つですが、それぞれに特徴と価格帯があります。
| 牛の種類 | 100gあたりの価格相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 輸入牛 | 250円~700円程度 | オーストラリア産やアメリカ産が主流。赤身が多く、比較的安価で手に入りやすい。 |
| 国産牛 | 500円~700円程度 | 日本国内で最も長く飼養された牛。ホルスタイン種や交雑種など。和牛より手頃な価格で、日本の食卓で広く親しまれている。 |
| 和牛 | 800円~1,300円程度 | 黒毛和種など特定の品種。きめ細やかなサシ(霜降り)が特徴で、とろけるような食感と豊かな風味が楽しめる。価格は最も高価。 |
スーパー・精肉店・通販での価格比較
次に、どこで購入するかによっても値段は変わってきます。それぞれのメリット・デメリットと合わせて見ていきましょう。
- スーパーマーケット: 最も手軽に購入できる場所です。特にイオンなどの大型店舗では、国産牛から輸入牛まで品揃えが豊富で、セール時には安くなることもあります。 100gあたり600円〜1,000円程度が目安です。
- 精肉専門店: 対面販売で、お肉のプロに相談しながら購入できるのが魅力です。品質にこだわった品揃えが多く、スーパーでは見かけない希少部位に出会えることもあります。価格はスーパーと同等か、少し高めの傾向にあります。
- 通販・オンラインショップ: 楽天市場やAmazonなどの通販サイトでは、全国各地の精肉店やブランド牛の生産者から直接購入できます。 複数の店舗の価格を比較しやすく、ポイント還元などを利用するとお得に購入できる場合があります。 冷凍で届くことが多いですが、1kgのブロック肉なども手軽に注文できます。
部位(内モモ・外モモ・シンタマなど)による値段の違い
「牛モモ」と一括りにされがちですが、実はいくつかの部位に分かれており、それぞれに肉質や適した料理、そして値段が異なります。
- 内モモ(うちもも): 後ろ脚の付け根の内側にある部位で、脂肪が少なく柔らかいのが特徴です。 ローストビーフやステーキなど、お肉の塊を活かした料理に向いています。 スーパーでブロック肉として売られているのは、この内モモが多いです。
- 外モモ(そともも): お尻に近い外側の部位です。内モモよりは少し硬めの肉質で、きめが粗いのが特徴。 煮込み料理やシチュー、薄切りにしてすき焼きなどにすると美味しくいただけます。
- シンタマ: モモの中心部にある球状の部位で、「マルシン」「カメノコ」「トモサンカク」などのさらに細かい部位に分かれます。赤身が多く、きめ細かい肉質です。
- ランイチ(ランプ・イチボ): 腰からお尻にかけての部位です。
- ランプ: サーロインに続く部位で、モモ肉の中でも特に柔らかい赤身肉です。ステーキに最適とされています。
- イチボ: お尻の先の希少部位で、適度なサシが入り、赤身の旨味と脂の甘みの両方が楽しめます。
一般的に、柔らかくて希少なランプやイチボは値段が高く、煮込みなどに使われる外モモは比較的安価な傾向にあります。
牛モモブロックの値段が変わる理由
牛モモブロックの値段は、単に種類や部位だけで決まるわけではありません。ここでは、価格を左右するさらに詳しい要因について掘り下げていきます。牛肉の「格付け」や「ブランド」、そして「時期」など、値段の裏側を知ることで、より賢いお肉選びができるようになります。
牛の種類と格付け(A5ランクなど)
レストランなどで「A5ランク和牛」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。これは、牛肉の品質を示す格付けで、価格に大きく影響します。
この格付けは、日本食肉格付協会によって定められており、「歩留等級(ぶどまりとうきゅう)」と「肉質等級」の2つの基準で評価されます。
- 歩留等級(A〜C): 一頭の牛からどれだけ多くの肉が取れるかを示す指標です。 Aが最も効率が良く、Cになるにつれて効率が下がります。
- 肉質等級(1〜5): 肉の質を評価するもので、以下の4項目を5段階で評価します。
- 脂肪交雑(サシの入り具合)
- 肉の色沢
- 肉の締まり及びきめ
- 脂肪の色沢と質
この2つの等級を組み合わせて、「A5」「B4」のようにランクが決定されます。 つまり、「A5」とは、「肉の取れる量が多く、かつ肉質が最高ランクである」ことを示す称号なのです。 当然ながら、ランクが高いほど価格も高くなります。A5ランクの最高品質のものは、100gあたり数千円になることも珍しくありません。
ブランド牛(松阪牛、神戸牛など)の影響
日本には、松阪牛、神戸ビーフ、米沢牛、近江牛など、数多くのブランド牛が存在します。 これらは、特定の地域で生産され、厳しい基準をクリアした高品質な和牛のことを指します。
これらのブランド牛は、その知名度や希少性、そして徹底した品質管理から、一般的な和牛よりもさらに高い価格で取引されます。例えば、同じA5ランクの黒毛和牛でも、有名ブランド牛であれば価格は数割増しになることもあります。贈り物や特別な日のお祝いなど、付加価値を求める際に選ばれることが多いです。
時期やセールによる価格変動
牛肉の価格は、年間を通じて一定ではありません。年末年始やゴールデンウィーク、お盆など、人々が集まるイベントシーズンには需要が高まり、価格が上昇する傾向にあります。特に、すき焼きやローストビーフの需要が高まる年末は、価格が上がりやすい時期と言えるでしょう。
一方で、スーパーの特売日やセールを狙うことで、通常よりも安く購入することが可能です。 また、円安などの経済情勢も輸入牛の価格に影響を与えます。 円安が進むと輸入コストが上がるため、輸入牛の価格が高騰し、国産牛との価格差が縮まることもあります。 普段からチラシや店舗の情報をチェックしておくことで、お得に購入するタイミングを見つけやすくなります。
安くて美味しい牛モモブロックを手に入れるコツ

せっかくなら、品質の良い牛モモブロックを少しでも安く手に入れたいですよね。ここでは、賢くお得にお肉を購入するための3つのコツをご紹介します。普段のお買い物から特別な日の準備まで、ぜひ活用してみてください。
狙い目はココ!安いお店の見つけ方
美味しいお肉を安く買うには、お店選びが重要です。いくつか選択肢がありますが、特におすすめなのが以下の店舗です。
- 業務スーパーや肉のハナマサ、ロピア、OKストア: これらの店舗は、大容量のブロック肉を比較的安価で販売していることで知られています。 特に業務スーパーでは、冷凍の輸入牛ブロックなどが驚きの価格で手に入ることがあります。
- コストコ: 大容量パックが基本ですが、品質の良いアメリカ産プライムビーフやオーストラリア産のブロック肉を100gあたり600円〜800円程度で購入できます。 ステーキやローストビーフ用にまとまった量が必要な場合に最適です。
- 街の精肉店: チェーン店にはない、掘り出し物が見つかることも。店主とのコミュニケーションの中で、その日のおすすめやお得な部位を教えてもらえるかもしれません。
通販やふるさと納税を賢く活用する方法
店舗に足を運ぶ時間がない方や、特定のお肉を探している方には、通販サイトの活用が便利です。
- 楽天市場やAmazon: 数多くの出店者の中から価格やレビューを比較して選ぶことができます。 ポイント還元セールや送料無料キャンペーンを狙えば、さらにお得に購入可能です。
- 産地直送のオンラインショップ: 生産者や加工業者から直接購入することで、中間マージンが省かれ、新鮮で高品質なお肉をリーズナブルな価格で手に入れられる場合があります。
また、ふるさと納税の返礼品として牛モモブロックを選ぶのも非常にお得な方法です。 実質的な自己負担額を抑えながら、日本各地の高品質な和牛やブランド牛を手に入れることができます。 1kg以上の大容量ブロックが届くことも多く、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
訳あり商品やセール品を上手に利用する
見た目にこだわらなければ、「訳あり商品」を狙うのも賢い選択です。形が不揃いであったり、切り落としであったりするだけで、味や品質は正規品と変わらないものが多くあります。これらの商品は、通常よりもかなり安い価格で販売されることが多いため、見つけたらぜひチェックしてみてください。
さらに、スーパーのタイムセールや閉店間際の値引きも見逃せません。消費期限が近い商品が割引価格で手に入ることがあります。その日のうちに調理する予定であれば、品質には全く問題ありません。計画的に利用することで、食費を大きく節約することができるでしょう。
美味しい牛モモブロックの選び方
せっかく牛モモブロックを購入するなら、新鮮で美味しいものを選びたいですよね。ここでは、スーパーや精肉店でお肉を選ぶ際に役立つ、見た目のチェックポイントを3つご紹介します。これらを押さえておけば、より質の高いお肉を見分けることができます。
見た目でわかる!新鮮さのチェックポイント(色とドリップ)
まず最初に確認したいのが、お肉の色です。新鮮な牛肉は、明るく鮮やかな赤色(鮮紅色)をしています。 時間が経って空気に触れると、徐々に暗い赤色や褐色に変化していきますので、なるべく鮮やかな色のものを選びましょう。パックの底に敷かれているシートに「ドリップ」と呼ばれる赤い液体が溜まっていないかも重要なポイントです。ドリップは、お肉の旨味成分や水分が流れ出てしまったもので、これが多く出ているお肉は味が落ちている可能性があります。ドリップが少なく、お肉の表面にツヤがあるものを選びましょう。
サシ(脂肪)の入り方と味の関係
和牛などで見られる、赤身の間に入った白い網目状の脂肪のことを「サシ」または「霜降り」と呼びます。このサシは、お肉の柔らかさや風味、口どけの良さに大きく関わっています。
- サシが細かい: きめ細かくサシが入っているお肉は、加熱したときに脂肪が溶け出し、肉全体をコーティングするため、柔らかくジューシーな食感になります。
- サシが少ない(赤身): 赤身が多いお肉は、脂肪が少ない分、肉本来のしっかりとした旨味や風味を味わうことができます。 ヘルシー志向の方や、さっぱりとお肉を食べたい方におすすめです。
どちらが良いというわけではなく、これは好みの問題です。 とろけるような食感を求めるならサシの多いもの、肉々しい味わいを楽しみたいなら赤身の多いものを選ぶと良いでしょう。
料理に合わせた部位の選び方
牛モモブロックは、部位によって硬さや特徴が異なります。 作りたい料理に合わせて最適な部位を選ぶことで、仕上がりが格段に良くなります。
| 料理 | おすすめの部位 | 特徴 |
|---|---|---|
| ローストビーフ、ステーキ、たたき | 内モモ、ランプ | 比較的柔らかく、赤身の旨味が強い。塊のまま火を通す料理に最適。 |
| ビーフシチュー、カレーなどの煮込み料理 | 外モモ、スネ | 硬めの部位だが、じっくり煮込むことでコラーゲンが溶け出し、とろけるように柔らかくなる。 |
| 焼肉、薄切り料理 | イチボ、トモサンカク | 適度なサシがあり、赤身と脂のバランスが良い。薄切りにしても旨味を感じやすい。 |
| すき焼き、しゃぶしゃぶ | 内モモ、外モモ(薄切り) | 脂肪が少なくさっぱりとしているため、たくさん食べられる。 |
牛モモブロックを最大限に楽しむ!おすすめレシピ
牛モモブロックは、塊肉ならではの豪快な料理から、じっくり煮込む家庭料理まで、様々な楽しみ方ができる万能な食材です。ここでは、牛モモブロックの魅力を存分に引き出す、代表的で人気のあるレシピを3つご紹介します。
初心者でも簡単!絶品ローストビーフの作り方
おもてなし料理の定番であるローストビーフも、牛モモブロックを使えば自宅で手軽に作ることができます。 フライパンとアルミホイルがあれば、オーブンがなくてもしっとりジューシーに仕上げることが可能です。
【材料】
- 牛モモブロック…500g
- 塩、こしょう…適量
- にんにく(すりおろし)…1片分
- オリーブオイル…大さじ1
【作り方】
- 牛肉は調理の30分〜1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻します。
- 牛肉の全面に塩、こしょう、すりおろしにんにくをしっかりとすり込みます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、強火で牛肉の各面を1〜2分ずつ、焼き色がつくまで焼きます。
- 全面に焼き色がついたら火を止め、牛肉をアルミホイルで二重に包みます。
- そのまま30分〜1時間ほど置き、余熱でじっくりと火を通します。
- 薄くスライスして、お好みのソースでいただきます。肉を焼いた後のフライパンで、赤ワインや醤油、みりんを煮詰めてソースを作るのもおすすめです。
じっくり煮込んでとろける!ビーフシチュー
少し硬めの外モモブロックが手に入ったら、ぜひ挑戦したいのがビーフシチューです。 時間をかけて煮込むことで、お肉が驚くほど柔らかくなり、旨味が溶け出した深い味わいのシチューが完成します。圧力鍋を使えば、調理時間を短縮することも可能です。
【材料】
- 牛モモブロック…500g
- 玉ねぎ…1個
- にんじん…1本
- じゃがいも…2個
- 赤ワイン…200ml
- 水…400ml
- デミグラスソース缶…1缶
- 塩、こしょう…少々
- バター…10g
【作り方】
- 牛肉は大きめの一口大に切り、塩こしょうを振ります。野菜は皮をむいて乱切りにします。
- 厚手の鍋にバターを熱し、牛肉の表面に焼き色をつけ、一旦取り出します。
- 同じ鍋で野菜を炒め、玉ねぎがしんなりしたら牛肉を戻し入れます。
- 赤ワインを加えてアルコールを飛ばし、水とデミグラスソースを加えてよく混ぜます。
- 沸騰したらアクを取り、蓋をして弱火で1時間半〜2時間、牛肉が柔らかくなるまで煮込みます。
- 最後に塩こしょうで味を調えます。
ヘルシーで美味しい!自家製たたきのコツ
牛肉のたたきは、表面をさっと焼くだけで、中はレアな状態を楽しむヘルシーな一品です。 新鮮な内モモやランプのブロックが手に入ったら、ぜひ試してみてください。薬味をたっぷり添えれば、お酒のおつまみにもぴったりです。
【材料】
- 牛モモブロック…400g
- 塩、こしょう…適量
- サラダ油…大さじ1
- (タレ)醤油…大さじ3、酢…大さじ2、みりん…大さじ1
- (薬味)玉ねぎ(スライス)、青ネギ(小口切り)、おろしにんにく、おろししょうが…各適量
【作り方】
- 牛肉は常温に戻し、塩こしょうを全面にすり込みます。
- フライパンにサラダ油を熱し、強火で牛肉の各面を30秒〜1分ずつ、焼き色がつくまで焼きます。
- 焼きあがったらすぐに氷水に取り、粗熱が取れたら水気をしっかり拭き取ります。
- 牛肉を薄切りにし、器に盛り付けます。
- スライスした玉ねぎや青ネギなどの薬味を添え、混ぜ合わせたタレをかけて完成です。
牛モモブロックの値段と賢い買い方まとめ

この記事では、牛モモブロックの値段について、種類や部位による相場の違いから、価格が変動する理由、そして安くて美味しいお肉を手に入れるための具体的なコツまで詳しく解説しました。
牛モモブロックの値段は、100gあたり数百円の輸入牛から、数千円にもなる高級和牛まで非常に幅広いことがわかります。 この価格差は、牛の種類(輸入牛・国産牛・和牛)、格付け(A5など)、ブランド、そして購入する場所や時期によって生まれます。
賢く購入するためのポイントは以下の通りです。
- 用途に合わせて種類と部位を選ぶ: 煮込み料理なら手頃な外モモ、特別な日のローストビーフなら少し奮発して和牛の内モモなど、目的に応じて選びましょう。
- お得な購入先を知る: 業務スーパーやコストコ、通販サイトやふるさと納税などを上手に活用することで、高品質なお肉をリーズナブルに手に入れることが可能です。
- 選び方の基本を押さえる: お肉の色やドリップの有無をチェックし、新鮮なものを選ぶことが美味しさに繋がります。
牛モモブロックは、正しい知識を持って選べば、コストを抑えながらも食卓を豊かにしてくれる素晴らしい食材です。ぜひ今回の情報を参考にして、日々の料理に牛モモブロックを取り入れてみてください。



コメント